ぶに愛

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ぶに愛とは、月刊誌『月刊ぶにぶににゃんこさんを愛でる』の略称である。

名前のとおり、毎月ひたすらぶにぶににゃんこさんを愛でるための雑誌である。

誌面では、もふもふ、もちもち、ぶにぶにといったぶにぶににゃんこさんそのものの魅力はもちろん、日々の暮らしや愛用品など、さまざまな角度からぶにぶににゃんこさんを取り上げている。

当のぶにぶににゃんこさんは、雑誌のために毎月特別なことをしているわけではない。ごろんしたり、かぼちゃを食べたり、いつもどおり暮らしているだけのことも多い。それでも一冊になる。それが『月刊ぶにぶににゃんこさんを愛でる』なのである。

特に麓の街では非常に多くの人に読まれており、新聞よりも購読者が多い。

その影響力も大きく、ぶに愛で取り上げられたものが、そのまま麓の街で流行することも珍しくない。そのため、発売日に購入しないと街の流行から出遅れることになる。

さらに購読者があまりにも多いため、発売後にまだ読んでいない状態で麓の街を歩けば、店先や道端の会話から今月号の内容が耳に入ってしまうこともある。

つまり、発売日にぶに愛を買わないとネタバレを食らうのである。

ぶに愛の創刊は、ぶににゃんがぶにぶににゃんこさんのもとへやって来るよりも前である。そのため、ぶににゃんは創刊当時から購読していたわけではない。

しかし現在のぶににゃんは立派な愛読者であり、自分が来る以前に発行されていた過去号のライブラリを購入して、創刊号から現在まで全巻を揃えている。

これほど大きな影響力を持つ雑誌であるが、ぶにぶににゃんこさん本人は、なぜこの本がそんなに売れるのかよく分かっていない。

自分としては普段どおりにごろんし、普段どおりにかぼちゃを食べ、普段どおりに暮らしているだけである。それを撮影して記事にした本を、なぜみんなが毎月買うのか。

「なんでこんな本が売れるワヨー……?」

本人が首をかしげているあいだにも新しい号は発売され、麓の街ではまた大勢の人がそれを読み、そこから新しい流行が生まれていく。

正式名称はかなり長いため、普段はもっぱら「ぶに愛」と呼ばれている。

ぶにぶににゃんこさんを愛でるための月刊誌であり、麓の街では新聞以上に読まれ、街の流行まで左右する。しかし、その人気の理由をいちばん理解していないのは、ほかならぬぶにぶににゃんこさん本人なのである。

ニャンコワヨの創作世界「ぶにぶにワールド」の公式設定資料です。

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